KEYAKI BEEF TONGUE
Visual Identity Design
Art Direction
これまでの
牛たん店にはない
価値の創出
牛たん けやきは、BLOOM株式会社が展開する牛たん専門店です。開店当初から仙台に行かなくても身近で本格的な牛たん定食が味わえると評判を呼び、店舗数を着実に増やしてきました。さらなる拡大に向け、ブランド戦略とコンセプトを再定義し、ブランディングを仕組み化してブランド認知と価値を高めるため、リブランディングを実施しました。-nessでは、ビジュアル・アイデンティティとデザインシステムの構築から展開の監修まで、トータルにクリエイティブ開発を担当しました。
牛たんに、ときめきを。
リブランディングは、主要顧客である女性の声を深掘りするグループインタビューから始めました。仙台発祥の定食様式や脂の少ない満足感、厚切り・三種盛りへの強い反応を確認する一方、大衆感や古臭さ、心が躍らない提供体験といった不満の正体も可視化されました。
日常より少し特別で、酒席ではなく家族や友人と落ち着いて良いものを味わう使用文脈を定義し、これらのインサイトをもとに「牛たんに、ときめきを。」というコンセプトが設定されました。
統一した世界観で
「ときめき」を体験へ
コンセプトを体現するため、紅・墨・白を基調としたカラー設計によるシンボルとロゴを開発し、ロゴ・色・書体・フォトスタイルなど“けやきらしさ”を規定するガイドラインを整備しました。グラフィックのスタイルを適切にコントロール/マネジメントすることで、統一感のある世界観を構築しました。
価格ではなく、
物語と質で選ばれるブランドに
仙台本店での検証を踏まえ麻布十番店へ展開すると、テレビ露出と口コミが相乗し行列が生まれ、坪月商五十万円、開店三か月でリピート率二割という成果につながりました。価格競争から体験価値中心へと軸足を移し、比較される店から指名される店へ移行する設計を徹底したことで、価格ではなく物語と質で選ばれる状態を実装しています。
Client: Bloom Co.,Ltd.
Art Direction: -ness
Design: -ness


